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【参加報告】医療生協さいたま「生協10の基本ケア 講師養成研修」に講師として参加いたしました!!

10月4日(日)に医療生協さいたま様からのご依頼を受け、「生協10の基本ケア 講師養成研修」に講師として参加させていただきました!
昨年度に続き、今回で2回目の講師担当となります。 当日は、当室の職員1名も受講生として参加いたしました♪

■ 講義:アセスメントの視点と「生活のつながり」を学ぶ!

講義では、単に「できないことを支援する介護」ではなく、ご利用者の「できる可能性を探るアセスメント」の重要性について学びました。

「その人のふつうの生活」を取り戻すためには、丁寧な情報収集と見立てを行い、チームで「できること」を増やす意識を共有することが大切です。また、ケアをその場限りの「点」の作業で終わらせるのではなく、ご自宅でのくらし全体を支える「線」、つまりつながりとして捉える考え方についても確認しました。

アセスメントは、身体機能の低下や課題、環境面の不便さを「埋めること」に目的が偏りがちです。そこで、あえて情報を限定した事例を用いてグループワークを行い、「入院前の状態」「本人の意向」「できないことに対する現状の思い」「背景にある生活や感情」について、受講生自身に深く考えていただきました。

このワークを通じ、ケアの本質は「本人の意向ややりたいことをふくめた生き方の確認」から始まることを再認識しました。そして、単なる「安全・身体機能中心」のアセスメントから、「本人の思いや実現したいことを把握するアセスメント」へと視点を転換する重要性を、受講生同士で学び合いました。

■ 人の自然な動き(バイオメカニクス)を活かした介助!

実技演習では、「人の自然な動きを妨げず、本人の動く力を最大限に活用する」「支持基底面と重心の関係性」に重点を置き、具体的な指導方法を確認しました。

【起き上がりと適正座位】

寝返りから起き上がりまでの一連の動作を分解し、頭部を前に振り出して重心を前方に移動させる「人間の自然な動き」を活用します。肘や手のひらで体重を支えて起き上がる一連の流れを確認するとともに、床に足の裏をしっかりつけ、骨盤を立てて坐骨で座る「適正座位」を作ることで、意識の覚醒や安定した姿勢保持につながることを確認しました。

【おじぎ体操・お尻上げ体操】

足を少し手前に引き、しっかり前かがみになって足底へ重心を移動させる「おじぎ体操」や、高い座面からお尻を浮かせ、立位と持久力を養う「お尻上げ体操」。日常のケアの中で「少量頻回(みんなでちょこ10)」に繰り返すことで下肢筋力を維持・強化し、自立した立ち上がり動作の習慣化や排泄動作へとつなげる重要性を学びました。

【三角移乗】

テーブル・車椅子・椅子を三角形に配置し、介助者とご利用者が接近しやすい環境を整えます。「足を引く」「お尻を前方にずらす」「前かがみ姿勢をとる」という重心前進の3要素を意識し、介助者が抱えるのではなく、ご利用者自身の起立・着席動作をサポートします。座り直しも含めた一連の動作自体を「生活リハビリ」として捉える視点を共有しました。

【入浴介助】

車椅子から移乗台への移動、移乗台上での座位保持、浴槽のふちを掴みながらのまたぎ動作など、一連の手順について、根拠を交えながら確認しました。合わせて、利用者役となり浮力を感じてもらうことで、改めて「自分でできる動作」を引き出すケアの重要性についても再認識いたしました。

チームとして質の高いケアを実践するためには、職員一人ひとりが共通の知識・技術を身につけていることが前提となります。
「誰が担当しても、いつ関わっても、同じケアが提供できる」——声のかけ方、触れる位置、タイミング、手順、使用する関節や筋肉の動かし方に至るまで、すべてを統一する。これこそが事業所としての価値となり、ケアの標準化が実現してはじめて、ご利用者の状態改善という成果につながるのです。

今回の登壇にあたり、事前の準備や当日の講師の皆様、受講生の皆様との関わりを通じて多くの学びを得ることができ、大変貴重な機会となりました。

また、講師陣や受講生の方々をはじめとする医療生協さいたまの皆様の温かく前向きな雰囲気を肌で感じ、大変感銘を受けました!

何より、実技講師ならびに事業部の皆様が「生協10の基本ケア」の推進に組織を挙げて意欲的に取り組まれている姿は大変素晴らしく、大きな刺激をいただきました!

今回得た貴重な学びと経験を活かし、今後の取り組みやグループ内での共有にもつなげてまいります!
ご参加・ご協力いただいた医療生協さいたまの皆様、本当にありがとうございました!!

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江田和彦(パルシステム生活協同組合連合会 運営本部 総合福祉事業推進室)
大学で高齢者福祉を専攻し、特別養護老人ホームで介護職員、生活相談員、介護支援専門員として勤務後、パルシステム連合会に入協しました!
事業支援や研修の企画・運営、生協10の基本ケアトレーナーとして日々奮闘しております♪

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