先月に引き続き、10月10日(金)にNPO法人 口から食べる幸せを守る会 小山珠美理事長をお招きし、オンラインにて食事サポーター講座を開催いたしました♪
今回も講義と実技演習(ハンズオン)の二部構成です!!
冒頭の講義では、「NPO法人 口から食べる幸せを守る会」にて刊行されたテキスト『おいしく食べ続けたい!-KTBCとお手軽介護-』を用いて、「うまく口から食べることができない原因や誘因」、「摂食嚥下機能低下の状態や症状」、「誤嚥性肺炎の発症原因と対策」、「終末期の食支援」等、最期まで口から食べる幸せを守るために必要な知識を学びました!


小山理事長より、重度の嚥下障害を乗り越え、再び食事を楽しめるようになった方々の感動的な事例を共有いただきました。
食べる行為が単なる栄養摂取ではなく、人間の尊厳とQOL(生活の質)の根幹をなすことを改めて認識しました!!
また、要介護高齢者の増加、介護人材不足という厳しい環境下で、私たちが直面する誤嚥性肺炎や低栄養のリスクも再確認しております。


実技演習(ハンズオン)では、参加者が実際に介助者・利用者役を体験し、適切な介助と不適切な介助、それに伴うリスクを体験しました!

※動画をもとに嚥下と誤嚥のメカニズムを確認しました!


顎を上げさせるような高い位置からの介助や本人の目線を遮る介助、口の中に食べ物がある状態での不用意な声かけ(声門を開かせ、誤嚥を誘発する)は不適切な介助であることを理解するとともに、
肘をしっかりとテーブルにつけ、頭が前後にぶれない安定した姿勢(顎から胸骨まで握りこぶし1個分)で介助すること、スプーンを持つ手が口より高くなるのを防ぐため、「斜め下から入れる」こと、ご利用者の目の前で食べ物をすくい、介助者の肘を下げ、手首を返して介助する等、ご利用者/介助者の姿勢やスプーン操作を含めた適切な介助技術を学びました!
以下、アンケート結果の内容を抜粋してご報告します♪
▪食べる姿勢や食べ方を意識して介助する為に今日学んだことを活かしていきたいと思います。
▪ケアマネジャーとして口腔のアセスメントの必要性を感じました。
▪研修で学んだことを情報共有しながらお互いに見直せる環境づくりをしていきたいです。
▪ムセの多いご利用者にKTスプーンを使って支援してみたいと思います。
私たち職員一人ひとりが、ご利用者の尊厳とQOL向上に貢献するため、本日学んだことを事業所内で共有し、実践していきたいと思います!!
小山理事長、先月に引き続き貴重なご講演ありがとうございました!!
~パルシステムは食事介助にも力を入れてます!!~
パルシステムグループでは、一緒に働く仲間を大募集しております!!
食事介助を含め、さまざま研修を企画しております!!他組織との交流する機会もありますよ~♪
下記の採用ページをご覧いただき、目の前の大切なご利用者のできることにこだわるケアを提供しましょう!
※パルシステム東京: 介護支援専門員 / 訪問介護スタッフ / グループホーム / デイサービス
※パルシステム神奈川:介護支援専門員/訪問介護スタッフ
※パルシステム千葉: サービス付き高齢者向け住宅スタッフ / デイサービススタッフ
江田和彦(パルシステム生活協同組合連合会 運営本部 総合福祉事業推進室)
大学で高齢者福祉を専攻し、特別養護老人ホームで介護職員、生活相談員、介護支援専門員として勤務後、パルシステム連合会に入協しました!
事業支援や研修の企画・運営、生協10の基本ケアトレーナーとして日々奮闘しております♪

