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【開催報告】今年度2回目の開催♪ 訪問介護の「要」を担う!サービス提供責任者向け研修会!

10月16日(木)今年度2回目となるサービス提供責任者向けスキルアップ研修を開催いたしました♪

前回研修に引き続き、株式会社グット・シェパード 馬袋秀男代表取締役をお招きし、サ責の多岐にわたる役割を再確認し、業務負担を軽減しながら、いかにケアの質と事業所の生産性を向上させるかについて、具体的な手法と心構えを学びました。

※サ責業務の「理想と現実のギャップ」を埋める

サ責には、サービスの品質管理、ヘルパーの労務管理、ヘルパーの育成指導、そして多職種協働という4つの主要な役割が求められています。

しかし、多くのサ責が利用者への直接的なケア(代行訪問等含む)に時間を割かれ、本来重要なアセスメントや育成・指導といったマネジメント業務に十分な時間が割けていないという理想と現実のギャップが課題です。

研修では、サ責に必要なスキルとして、「ヘルパーの悩みや提案に耳を傾ける力(95.1%)」や「緊急時に適切な対応を判断する力(94.5%)」といった能力が求められていることが明らかになりました。

※業務の質を高める「伸びるサ責」の5つのカギと具体的な視点

このギャップを埋め、サ責業務の質を向上させる「5つのカギと15の視点」について深く掘り下げました。特に、「時間の壁」を打破し、マネジメント時間を創出する対応策に焦点を当てました。

業務効率を高める仕組み

サ責の稼働時間の設定マネジメント業務総時間を想定し、そこからケア稼働の時間を逆算して対応していく必要性を確認しました。

「重要で急がない仕事」への向き合い方:日々の緊急業務の多くは、放置された「重要で急がない仕事」が緊急化したものです。リーダーとして、この「重要で急がない仕事」を「その日のうちに処理する」ルーティンを確立し、計画的に対応することの重要性を学びました。

ケアの質を高める仕組み

統一のアセスメントシートの活用や、サービス開始後の早い段階でヘルパーを交えたカンファレンスを実施することで、アセスメントの視点を標準化し、ケアの質の向上につなげます。
ヘルパーとの信頼関係づくりの継続が、業務効率と定着率を向上させる土台となることも再確認しました。

※「明日からの行動」に繋げる学び

今回も研修の後半のグループワークでは、参加職員それぞれが自身の事業所における具体的な行動目標を検討しました♪

グループワークでは、地域全体でヘルパーを「共有の財産」として捉えて関係機関と連携をすること「重要で急がない仕事」をルーティン化し、そのための事務作業に集中できる時間を確保すること、「自立支援介護の提供」に向けてチームで同じ目標を共有し、介護の専門性を発揮していくこと等、前向きな意見が多く聞かれました!

今回の研修で得た知見は、サ責が訪問介護の「要」として、その専門性を十分に発揮し続けられる環境を整えるための重要な一歩となります。事業所全体で業務プロセスの見直しと改善を継続してまいります!

馬袋先生、貴重なご講演ありがとうございました!!

~自立支援介護を目指しませんか??~

パルシステムグループでは、一緒に働く仲間を大募集しております!!

今回のスキルアップ研修を含め、さまざま内容を企画しております!!他組織との交流する機会もありますよ~♪
下記の採用ページをご覧いただき、目の前の大切なご利用者のできることにこだわるケアを提供しましょう!

※パルシステム東京: 介護支援専門員 / 訪問介護スタッフ / グループホーム / デイサービス

※パルシステム神奈川:介護支援専門員/訪問介護スタッフ

※パルシステム千葉: サービス付き高齢者向け住宅スタッフデイサービススタッフ


江田和彦(パルシステム生活協同組合連合会 運営本部 総合福祉事業推進室)
大学で高齢者福祉を専攻し、特別養護老人ホームで介護職員、生活相談員、介護支援専門員として勤務後、パルシステム連合会に入協しました!
事業支援や研修の企画・運営、生協10の基本ケアトレーナーとして日々奮闘しております♪

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