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【開催報告♪】認知症ケア研修 ~発症予防と進行予防の視点での関わりとアルツハイマー型認知症の応用~

7月17日(木)にきらめき介護塾 代表取締役 渡辺哲弘先生をお招きし、オンラインにて認知症ケア研修を開催いたしました♪

渡辺先生は、日本・ハワイ・中国の介護事業所や病院での専門職向け研修会、公民館や自治会館での住民向け講演会、他にも職場や地域で“認知症をわかりやすく伝えられる人材育成”を目的とした養成講座など、年間で 250~300 回ほど精力的に講演活動に取り組まれております!!

以前にも「認知症ケアの基本とBPSDへの効果的な支援方法」「血管性・レビー小体・前頭側頭型認知症の基本とアルツハイマー型認知症の応用編」のご講演をいただきましたが、今回のテーマは、「発症予防と進行予防の視点での関わりとアルツハイマー型認知症の応用編」です!


発症予防の視点として、一過性脳虚血発作の前兆症状治療可能な疾患が原因となる認知症の理解はもちろんのこと、大切なご利用者様の健康状態を把握し、些細な変化に気づく観察力が求められます!!


私たちの関わりを通じて「認知症にならないようにする」のではなく、「認知症になる年齢を寿命より遅らせること」が大切であることも学びました!

後半は、「アルツハイマー型認知症の応用編」として、ご利用者の心身の状況に応じた適切なケアの実践に必要な知識、技術について理解を深めました!

「焦り」や「不安」などのストレスは、病気を進行させる大きな要素になります。
私たちが「認知症の特徴」を理解し、「人の気持ちを理解し、寄り添う」ことが大切です。
認知症の人の行動だけを見て、「認知症だからしかたない」としてしまうのではなく、「この人はどのように感じているのか」と常に考えて関わりたいですよね!!

ご利用者の「ありがとう」という言葉には2種類あり、ひとつは、「今日は楽しかった、ありがとう」のありがとう。もうひとつは、「助けてくれてありがとう」のありがとう。後者の「ありがとう」は、前提として、ご利用者が困ってしまう状況を作ってしまったと考えられます。
このような状況を少しでも減らしていくのが、専門職に求められる役割であることを改めて理解しました!!

以下、アンケート結果の内容を抜粋してご報告します♪
・ご利用者様の気持ちに寄り添った支援が大切であり、丁寧なアセスメント、モニタリング等が重要であると理解することができました。
・認知症の特徴を理解することはもちろんですが「ひと手間かける」ことの大事さを実感できました。
・認知症について自分が理解しているだけではダメで、予防や実践をご本人や家族にも伝えることが大切だと分かりました。
・ご利用者が「~はいいですか?」など聞いてこられるのは不安や焦りの気持ちから出ている言葉ですが、「大丈夫ですよ。」と傾聴する声かけしかできていませんでした。不安や焦りを少なくするような働きかけをしていかなければいけないことがわかったので、今後どのように実践するか考えながらケアに取り組みたいです。

※もちろん、研修の満足度は100%でした!!

私たち専門職は学んだことを実践することはもちろんのこと、その知識や技術を「伝えられるようになる」ことも求められます。
今回学んだことをご利用者、ご家族そして身近な地域で伝え、認知症になっても安心してくらせる地域づくりに寄与していきたいと思います!!

渡辺先生、貴重なご講演ありがとうございました!!

~パルシステムは認知症ケアにも力を入れてます!!~

パルシステムグループでは、一緒に働く仲間を大募集しております!!

今回の認知症ケアを含め、さまざま研修を企画しております!!他組織との交流する機会もありますよ~♪
下記の採用ページをご覧いただき、目の前の大切なご利用者のできることにこだわるケアを提供しましょう!

※パルシステム東京: 介護支援専門員 / 訪問介護スタッフ / グループホーム / デイサービス

※パルシステム神奈川:介護支援専門員/訪問介護スタッフ

※パルシステム千葉: サービス付き高齢者向け住宅スタッフデイサービススタッフ

 


江田和彦(パルシステム生活協同組合連合会 運営本部 総合福祉事業推進室)
大学で高齢者福祉を専攻し、特別養護老人ホームで介護職員、生活相談員、介護支援専門員として勤務後、パルシステム連合会に入協しました!
事業支援や研修の企画・運営、生協10の基本ケアトレーナーとして日々奮闘しております♪

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